
音無滝について調べてほしいと、地域の方から山岳部に要請がありました。
始まりは中学校のふるさとルームで日曜日に開かれている古文書の研究会で取り上げられた、古文書「北肉魚山行記」です。
ここには 天和二年(1682年)に大原の音無滝を訪れた記述があるのですが、著者が出会った木こりの話では、もっと奥に規模の大きな本当の音無滝があるそうです。これが現在のどの滝のことを指しているのか、判断できないのです。一の滝が現在の「音無滝」と呼ばれているものです。この上流に二の滝と三の滝があり、どの滝の高さもほぼ8mです。
二の滝や三の滝のように谷が狭いところでは岩がはさまることなどで、400年前からの様子は変化してしまっていることが考えられます。