grasmere
 YHの朝食もお願いして 料金は払ってあったのですが、今朝は食べられる体調ではありません。バスがやってくる時間に間に合わせるために早い目に出発しました。バス停についたときにはまだだれも待っておられませんでした。15分前にももっと早いバスがあったようでしたが 気付きませんでした。時間になる前には少しずつバスを待つ人が増えてきました。
 やってきた555系統のバスは2階建てのバスでした。グラスミア湖がよく見えるようにとバスの2階へ上がったのですがこれは失敗でした。体調が良くないのによく揺れてしんどい状態がひどくなりました。寒気もします。

 ウインダミア駅からは2輌の電車です。これはめずらしくクーラーが利いていて寒かったのです。オクスンホルム駅でほぼ同時に駅についたユーストン行き急行に乗り換えました。寒気がするので長袖シャツにウインドブレーカーを重ねて着ました。ザックをひざに乗せ、これにもたれて眠ってしまいました。
 終点ロンドンのユーストン駅に着くとまずトイレを探しました。改札のように20pお金を入れバーを押して入るようになっていました。
 ほんとうはこのまま飛行場へ直行したい体調でした。でも航空券はFIXなので明日までロンドンで過ごさなければなりません。泊まる予定だった EppingforestYHは予約メールへの返事をもらっていませんでした。しんどくて駅から遠い距離にあるので、着いても予約できてなかったら困ります。それで、なじみのholland houseYHへ行くことにします。駅から歩くのもしんどいのです。受付へなんとかたどり着き、予約してないのですが、とお願いしました。前回と同じ部屋5号室、55番のキーをもらい とりあえずシャワーをあびて寝ることにしました。きょうはもう洗濯はしません。


 翌朝、明るくなって起きだして、だれもいない食堂のいすでゆっくりしました。へやは暑いのですが外は涼しい空気が気持ちよく、やっと元気になりました。コーヒーの販売機は50p入れないときょうは動かないようです。ゆっくり朝食を食べてから出発です。ヒースロー空港へは午後に行けばいいので、午前中は大英博物館に行くことにします。公園を抜けていく道のそばの木にはリスがあちこちに現れました。
 公園の北にある地下鉄の駅から乗ろうとすると自動改札の扉が開きません。あれれ、そんなはずはと 係の人に一日乗車券の切符を見せると、この切符は9時半から通用だと言われてしまいました。まだ1時間以上あります。しかたないので時間待ちのために次の駅まで歩くことにします。町中にめずらしく歩道にベンチがありました。ここで休憩です。駐車チケットの管理をしている若い黒人の係官が道路脇できびきびと活躍されていました。

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 大英博物館には開館の10時ちょうどにつきました。 ラムセス2世像をゆっくり座ってスケッチできました。すばらしい像です、威厳があって力強く、でも優しさを持っています。これを作ったひとが王を理想化して形にしたのでしょうが、とてもすばらしいと思います。こんな本物を時間も気にせずにゆっくり観察できるのは幸せです。
 中庭に出てみるとそこはガラスのドームにおおわれた空間でした。三角形の枠をたくさんつなぎ合わせた半透明の白い天井はゆったりカーブを描いて広い中庭をおおい、たくさんの光がふりそそいでいます。歴史ある建築を生かして明るく近代的な中庭にできあがっています。ここの休憩コーナーでリンゴを1つ買って食べました。大英博物館の中央にある図書室にも入って本棚を見て回りましたが、ランサムなどの文学作品はここにはないように思えます。おみやげの腕輪はきれいですが私の手は通りません、娘なら通るかな、でも通らなかったら困ります。
 空港への地下鉄に乗る前に大きなスーパーを見つけました。娘から頼まれていたバニラビーンズの本物を買いました。
 旅の最後のはがきはヒースロー空港の待合室で書き上げて ポストに入れました。
夕方に出発した飛行機は夜になると 満月が非常口の窓から見えました、雲の上に輝いています。
なるべく寝るようにがんばりました、でも寝込んだのは朝の明るさが始まってからだったでしょうか。

ramesses walk

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